- 春の耳吊り作業に備えて準備していきます。
- 養殖ホタテを作るためには、環境状況や念入りな作業が必要になります。
- 青森県平内町の耳吊り作業はホタテに加工を施す作業の事で、冬の終わり頃から春にかけて行われた後、海水に吊るして来年の冬まで待ち収穫します。
- 収穫したホタテや魚介類をその日の内にお届け差し上げたいと思います。
耳吊り作業内容・風景
- 耳吊り作業は、ほたて養殖の春先に行なわれる大事な作業です。
- 来年以降の水揚げ量をきめるので、稚貝がなくなるまで続けます。とても根気のいる作業です。
- 毎年2月中旬から4月下旬まで行なわれ、養殖ほたて貝の作業の本格的な始まりとなります。
- ひとつひとつ丁寧な心を込めた作業が美味しさを紡ぐ。
- たて貝の稚貝一枚一枚に、手作業で穴を開けて、アゲピンと呼ばれるロープにピンがついた物につないでいきます。
- ある程度たまったら、船で沖に持っていき海中にあるロープにつないできます。
- ほたての成育に関わる情報はいつも欠かせません。
- ほたて貝は、海水の温度などに非常に敏感なので、青森県の観測情報、気象情報には特に気をつけています。
- 青森県沿岸域は、自動観測ブイによって水温、塩分、溶存酸素などの観測情報や気象情報、水温予測などをリアルタイムに配信され、海に関する総合的な情報を知ることができます。
- ほたての成育状況、作業の進行状況などが分かりやすくなっています。
- 環境状況によってホタテの質が変わります。
- 海水の温度に応じて、ほたて貝を繋いでいるロープを調節して適温に近い高さにしたり、ほたて貝の付着数が多いときは、間引きをして質のよい貝が出来るようにしています。
- 最近では海水の温度も適温なので近年にない美味しいほたて貝を提供できます。
平内町陸奥湾内のホタテが美味しい理由は。
- 耳吊り作業が終了後、トゲクリ蟹の季節になります。
- 青森県むつ湾で、ナマコ、アワビ、トゲクリ蟹などを獲っています。
- 青森特有の「やませ」と呼ばれる冷たく、強い東風が吹く地域です。夏でも寒いと思うときがあります。
- この気候のおかげで、魚介類は種類も多く、水揚げ量も豊かです。四季折々、いろんな食材を楽しむことができます。漁師しか食べられない美味しいホタテ、魚介類をお届け致します。